2023.12.21
シール・アイロン両用の刺しゅうワッペン、どう使えばいいの?
みなさんは、刺しゅうのワッペンを使ったことがありますか?
今回の記事では、シールアイロン両用のワッペンの使い方やよくあるご質問、ご使用上の注意点についてまとめました。どうぞご覧ください。
目次
ご使用方法
●シールとして使用する場合
・貼り付ける面の汚れを完全に落としてから貼ってください。
※肌には絶対に貼らないでください。かゆみ、かぶれ、湿疹の原因となる場合があります。
●アイロンを使った付け方
【準備するもの】
・アイロン
・アイロン台
・当て布(綿100%の素材のハンカチ・手ぬぐい。無地がオススメです。無い場合はクッキングシートでも代用できます)
①生地の確認
アイロン接着する生地が、下記に3つに当てはまらないことを確認してください。
⑴アクリルやナイロンなどの合成繊維、ポリエステルなど
高熱に弱いため、ご使用出来ません。
⑵防水加工されているもの、コーティング加工済みのもの、収縮性のある靴下などの生地
生地が傷む可能性があるため、アイロン接着には不向きです。
⑶キルティングや毛糸類、起毛素材、タオルなどの凹凸感ある生地
アイロンワッペンには向きません。
②ワッペンをつけたい場所に貼る
シールの感覚で、固定したい位置にワッペンを貼ってください。この時、生地にしわができないように貼りましょう。
※既に着ていたり、利用しているものであれば、あらかじめ洗ったり汚れを拭いていたりすると良いです。よく乾いた状態で、貼り付けてください。
※服の場合は、服を着た上から位置を調節すると、イメージ通りの仕上がりになりやすいです。
③アイロンを中温(150℃前後)に温める
高温すぎると生地やワッペンが傷んでしまうことがあるので、この温度を守るようにしてください。
④ワッペンの上に当て布をかぶせてアイロンを当てる
アイロンが温まったら、当て布の上から体重をかけるようにして30秒ほど強く当てます。生地の色や素材によって、アイロンの跡ができる場合があるので、まんべんなく当てましょう。また、大きめのワッペンの場合も、ワッペン全体にしっかりアイロンが当たるようにしてください。
⑤裏からもアイロンを当てる
十分に接着させるために④と同様、裏からも30秒ほどアイロンを当てます。めくったり、表裏をひっくり返したりして、アイロンを当てやすいようにすると良いですよ。ワッペンの位置を確認しながら、もう一度30秒ほどアイロンを当てます。
※さらにしっかり接着させる場合は、④⑤を5、6回繰り返すとより強力になります。
⑥熱を冷まして、出来あがり!!
しっかり接着させるため、熱が冷めて接着面が乾ききるまでワッペンを動かさないようにしましょう。
※火傷防止のため、熱が冷めるまで手で触れないようにしてください。
※生地の素材や厚み、種類によって接着が安定するまでの時間は異なります。そのため必ず様子を見ながら接着時間を調節してください。
※必ず当て布(白い布:綿100%)をご使用ください。
Q&A
Q.ワッペンをつけたものは洗濯できますか?
A. はい、洗濯できます。ただ、刺しゅうワッペンは繊細な作りとなっているため、ワッペンの付いた面を裏返しにしてネットに入れ、手洗いコース・ドライコースで洗濯するのがおすすめです。
Q.アイロンを使わなくても衣服などに使えますか?
A. はい、使えます。しかし接着強度は永遠に持続するものではありませんので、長時間のご使用や洗濯回数の多いものなどは、アイロン接着や縫い付けてのご使用、洗濯時の手洗いをおすすめします。
Q.ワッペンを取りたい(他のものと付け替えたい)ときはどうしたらいいですか?
A.アイロン接着をした場合、付けるときと同じようにアイロンで取ることができます。生地が傷まないように、当て布をした上から中温のアイロンを当て、10秒ほど経ったらピンセット等を使い、端からワッペンをゆっくりはがしてください。熱くなっているので、素手で触らないようにしましょう。
接着面のノリが布に残ってしまった場合は、もう一度当て布をしてアイロンを当てます。熱を加えれば取れることがほとんどですが、どうしても取れない場合は、消毒用エタノールを浸した綿棒でこすると、ぽろぽろとキレイに取ることができます。
ご使用上の注意
・小さなお子様の手に届かないところに保管してください。
・アイロンを使用する際、火事や火傷にご注意ください。
・アイロン接着を行う場合は、接着させる生地がアイロンに適しているかどうかをご確認ください。
・シールは貼ってはがせますが、強力なため、一度貼るとはがしにくい場合がございます。
・刺しゅうワッペンは繊細な作りとなっているため、ワッペンの付いた面を裏返しにしてネットに入れ、手洗いコース・ドライコースで洗濯するのがおすすめです。
・ドライクリーニング・塩素系漂白はお避けください。
・乾燥機にかけると、乾燥機の熱でワッペンが取れてしまうことがあるため、日陰で自然乾燥してください。
・アイロンの接着後に、再び高温のアイロンを当てると取れてしまうので、ワッペン部分のアイロンは避けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
刺しゅうワッペンは、アイロン接着や縫い付けタイプ以外にもシールとして使えるものもあります。そのため、家にアイロンが無い方や裁縫が苦手な方にもお気軽にお楽しみいただけますよ。
お手持ちの服や小物などに取り入れて、ぜひ自分だけのお気に入りアイテムを作ってくださいね。