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2010.11.30

韓国研修旅行

2010.11.30 智章

11月に社内研修旅行として韓国へ行ってきました。今回は韓国の取引先を見学するのが目的の研修旅行で、参加者は社員から20名、懇意の資材屋さん1名での韓国を満喫出来た満足な内容になりました。

高松空港を出発し、たったの約1時間で仁川(インチョン)国際空港に到着し「近!」と驚き。

その仁川(インチョン)国際空港を見て「デカ!」と驚き。

空港の中も「広!」と驚き。

流石、ハブ空港と呼ばれるだけのことはあるし、今後さらにターミナルや滑走路、周辺の施設やインフラの整備・拡張されるそうな。

到着して、バスに乗り込み現地添乗員の朴(パク)さんとの紹介をすませ、まずは一通りの観光。

韓国の歴史や文化に触れました。が、非常に寒い!まだ11月なのに寒すぎる!

話には聞いていましたが、韓国の冬は厳しいのだと体感できました。

夕食は当然「韓国カルビ焼肉」

夜は繁華街で買い物を楽しんだり、カジノで預金したり

取引先の工場見学での一コマ

今回の目的である取引先メーカーさんへ到着すると、なんと歓迎の横断幕を掲げ人数分のお土産まで用意してくれたりの思いもよらぬ熱烈な歓迎を受け、皆は大喜びでした。(多謝!)

ちなみに何のメーカーさんかと言いますと、刺繍の資材となるスパンコールを作るメーカーさんなのです。

こういう加工の材料ですね。

早速工場の中を見学させて頂いたんですが、非常に清潔な環境で機械の整備も行き届いており、原材料の管理体制も十分で感激しました。

スパンコールには色々な素材や種類があるのですが、この会社では日本からスパンコールの元となるフィルムを輸入し、そのフィルムに蒸着というプリントのような方法で色を付けて、それを色々な形や大きさに加工して最終的なスパンコールへと仕上げる工程を取っています。(端折った解説ですいません)

この「蒸着」の工程が非常に重要で、低品質なスパンコールは表面が剥げたり、色ムラ・変色、酷い物は工場が汚れている為に「ホコリ」も一緒に蒸着されているケースも多々あるのです。

当社はスパンコールを導入する際にメーカーさん4~5社(国産含む)を比較し、色のラインナップや納期・品質を判断材料にこのメーカーさんを選んだのですが、特に重要視したのが前記した蒸着の品質です。

後で聞いたのですが、いい加減なメーカーになると自社で蒸着を行わずに近くの市場で買ってきたフィルムを抜いて出荷したり、出来上がった物を市場で買ってくるだけの会社もあるそうで、そうなると品質以前に色や形が毎回違ったりするので、使い物にならないこともあるということでした。

今回、こうして工場の中や管理体制を十分に見学したことで信頼感が高まり、さらに思いやりや物作りの姿勢についても深く話し合うことが出来ました。

今後お互いに協力して成長しましょうと約束を交わし、岐路へ。

色々と得ることが多かった研修旅行で何より強く感じたのは、韓国の人は上昇志向で活力に溢れているなと。

この点はタナベ刺繍も見習いたいと強く感じました。

また韓国旅行に行きたい!

PS.翻訳を務めてくれた朴(パク)さん、Thanks!


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