50年の経験・歴史
手袋からファッション、舞台衣装、マスクまで
タナベ刺繍は1969年、前身の田部刺繍工業所として、香川県東かがわ市の地場産業である手袋に刺しゅうを施すことから始まりました。その他財布などの小物雑貨、婦人靴も手掛けるようになり、1995年には世界初のレーザーカット刺しゅう機の特許を取得。2000年代になると手袋産業の海外生産化のあおりを受け、市場をファッション業界へと転向しました。その後、2005年頃にスパンコール刺しゅう機の一早い導入と量産の研究開発、2010年頃に立体刺しゅうの企画開発、2020年頃にフォトステッチの商用化を行うことで業界に影響を与えてきました。そのようにして、日本を代表するファッションブランドの刺しゅうを手がける他、舞台衣装や映画セット等の装飾品といった刺しゅうも手掛けるようになりました。近年では、新型コロナウイルスの影響によるマスク不足の問題を受けて2020年からマスクの製造販売をはじめています。
独自の統合管理システム
素早く正確なペーパーレス管理
サンプルから生産・出荷まで全ての業務プロセスを管理・閲覧できるシステムがあるから、資料を探す・戻す・確認など、見えない無駄な時間がかかりません。なので、お客様からのご質問やご確認などへ、素早く、正確にお答えできます。
色数・工数が多くても安心
手作業では難しい、気が遠くなるような工数の複雑な刺しゅうでも、確実に加工行程が示されミスを最小化。修正や変更にも柔軟に対応できます。しかも、常に最新の情報や刺しゅうデータにアクセスできるので間違う余地がありません。
生産の進捗や出荷状況がすぐ分かる
入荷~刺しゅうデータ作成~生産~出荷まで全ての行程が管理されているので、進捗や出荷状況がすぐ分かり、お客さまをイライラさせることがありません。また、過去の履歴もバッチリ記録されているので、すぐに確認できます。
安心・安全のクラウドシステム
試作段階や、サンプルから量産に至るまで、全て変更・修正の履歴が記録されるので、あらゆる作業は未来の資産として蓄積されます。それは、参考資料、試作した刺しゅうの画像、刺しゅうデータ、完成したサンプルの画像、色展開など、全てです。
イメージを形にする力(技術)
イメージの実現には妥協しない企業風土
他社では敬遠される複雑で手間のかかる刺しゅう、イメージに近づくための修正・確認の繰り返し、実現できるかも分からないアイデアへの挑戦と研究など、それらはタナベ刺繍にとって「日常」です。弊社の経営理念のミッションは「驚きと感動の刺しゅうで笑顔を創る」です。(普通の刺しゅうのご依頼も大歓迎です)
これまでの経験・実績
絶え間ない驚きと感動の刺しゅうへのチャレンジと幅広い業界との取り組みが、タナベ刺繍の「経験と実績」と「幅広い業界とのつながり」という財産になっています。数十種の業界との取り組み、数百の刺しゅう技法、数万の刺しゅうサンプル。それらを生み出しているのがタナベ刺繍の社員であり、技術の本質です。
開発リソースを最大化する体制
イメージ通りの「驚きと感動の刺しゅう」を生み出すには、試作段階から途方もない数のトライ&エラーが必要で、そのスピードが最も重要になります。重ねてきた経験と実績に加え、企画・開発・製造までの全行程の内製化と、試作・サンプルを優先する社内体制で、高い完成度と確実な納期を支えています。
1枚から大ロットまで
1枚のご依頼でも責任ある対応
「忙しくないから引き受ける」「忙しいから断る」では責任ある対応とは言えません。1枚なら1枚の、100枚なら100枚の、適正なお見積りと変わらない対応で誠実にお応えすることが、タナベ刺繡の責任です。もちろん、リピートや次のシーズンにも同様の対応をお約束しますので、安心してご依頼ください。
正確な開発・生産計画と納期
お約束した納期を厳守するために、1枚でも、100枚でも、1000枚でも、統合管理システムで正確に納期を算出し、緻密な開発・生産計画を立てます。しかし、ものづくりには様々なイレギュラーで計画通りに進まないこともあります。もしもの際は、迅速なご報告と対応で納期ギャップを最小限にとどめます。
安定した対応とクオリティ
いつも均一のクオリティを提供できるよう、業務の標準化に取り組んでいます。統合管理システムによる工程の標準化と情報共有の仕組みづくり。日頃からのOJTなどで、社員の急な有給休暇の取得があっても、他の社員がすぐにサポートできる体制を維持するよう努めています。
豊富なアーカイブ
展示サンプルとデザインストック
社内展示サンプルは約5000点、保有する刺繍デザインは11万点以上あります。これらはお客様の様々なご要望への提案資料や、新しい刺しゅうを生み出すために活かされます。日々新しい刺しゅうが生まれ、その可能性が広がっています。
世界中の刺しゅうを学ぶ
研究開発を目的に、各地のコレクションやトレンドに関する資料をはじめ、世界各国の刺しゅうを学べる資料など、刺しゅうに関連する資料を幅広く取り揃えています。
幅広い設備・機材
サイズ、機能
幅広いデザイン表現に対応するために、サイズや機能の異なる刺しゅう機を8種15台導入しています。手加工はラインストーン接着機3台。そのため、お客様の求める加工に応じて柔軟に機材を使い分け、幅広い加工を提供することが可能です。
手加工の領域の部分
機械刺しゅうでは表現できない領域をカバーする手加工も行っています。機械刺繍と手加工を組み合わせることで、これまでに無い個性的な表情が生まれます。仕上がりに物足りなさを感じたり、最後の味付けやもう一工夫加えたい場合に有効です。
一人一人が幅広い仕事に対応できるから可能
お客様の様々なご要望にお応えできるのは、多種多様なミシンを操作できる優秀な製造スタッフたちがいるからです。
お客様の期待に応えるメンバー
刺しゅうのプロとして、
他社にできないことや新しいアイデアにも
積極・果敢にチャレンジし、
全力でご期待に応えます。