2018.11.17
ラスター刺しゅう大特集
みなさん、こんにちは。
今回の記事では、前回の記事では書いていない、様々なラスター刺しゅうの表現をまとめました。
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
目次
①金銀糸を使ったメタル表現
メタリックなスパンコールと立体刺繍を組み合わせて金属の持つ光沢や重厚感を表現しています。
パイソン(ヘビメタル)
大蛇(ニシキヘビ)の模様を表現しました。
半ツヤのスパンコールが爬虫類独特のウロコやヌメリに見えますね。
ヘビとか爬虫類とか絶対ダメ~~という方にはこれはどうでしょう?
スパンコールと刺繍糸をメッキカラーに変えると・・・・
デジタルアートなスタッズ風刺繍に大変身です!
ロゴ
次はロゴに落とし込んでみたものです。銀糸と光沢ある銀のスパンコールを使うとこんな感じです。
生地色を赤にしてもばっちり決まります。
スタッズのようですが立体刺繍で出来ているので、軽くて、柔らかくて、ポロっと取れることもありません。
チェーン
コチラは王冠とチェーンをモチーフにした刺繍。上2行分のチェーンには、内部にリボンをあしらっています。
チェーン部分は立体になっておりリアルで重厚感がありますが、刺繍で出来ているので軽いです。
ちなみにユニオンジャックをチェーン風に表現するとこんな感じ
チェーンの色を変えても楽しめますね!
②フォトステッチを使ったぼかし表現
フォトステッチの技法を活かした、ぼかし感のあるラスター刺繍をご紹介します!
シェルタイプ
「べっ甲」の神秘的な模様としっとりとしたツヤを刺繍で表現しました。
独特のグラデーションを表現するために6色の刺繍糸を使っています。
ステンドグラス
幾何学柄のデザイン。丸を抽象的な濃淡で彩っています。
③アップリケを使ったタイル表現
ラスター刺繍の土台にアップリケを使った表現がこちら。
光沢感のある素材、サテンをアップリケに使用し、刺繍糸で模様を描いた上から透明スパンコールを施しています。
タイルらしい光沢感が出ます。もちろん、アップリケの形を変えたり、刺繍の模様をアレンジしたりできます。
衣服とタイルの組み合わせだなんて、誰も考えたこともなかったようなものを形にしてしまうのがタナベ刺繍…
④ニット風刺繍で異素材の組み合わせ
柔らかいニットの上に異素材のスパンコールが組み合わさったらどうなるのか?こうなります。
ニット風刺繍の暖かみ・やわらかさに加えて、ゴールドスパンコールの豪華さが加わりました。
意外と上品な感じです。
ノルディック風の首周りのデザインとして、ニット風刺繍にグリッター刺繍とラスター刺繍を組み合わせたデザインも、エレガントな見栄えになりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。単に刺繍の上にスパンコールを載せるといっても、色々な見せ方ができることがお判りいただけたかと思います。
刺繍デザインギャラリーでもサンプルを一点一点ご紹介していますので、ぜひご覧ください。