2023.03.02
ラスター刺繍ってどんな刺しゅう?
ラスター刺繍は、ジャガード刺繍(立体刺繍)の上にスパンコールを重ねることで、独特のツヤ感や透明感を持たせる技法であり、タナベ刺繍で開発された刺繍テクニックです。
こちらの記事では、ラスター刺繍が見せる様々な質感をご紹介します。
目次
パール風ラスター刺繍
光沢のある糸(レーヨン糸)を、立体刺繍で半球状に縫い、その上に透明スパンコールを施しています。スパンコールがあることにより、ツヤ感が増しています。
この刺しゅうのポイントは、パールらしい糸の色とスパンコール選びです。カットソーやニットアイテムの襟元にぴったりですね。
ガラス玉風ラスター刺繍
刺しゅう糸をカラフルなラメ糸にすることで、ガラス玉(ビーズ)のような見栄えになります。
バッグや手袋などの小物にもピッタリです。
天然石風ラスター刺繍
こちらは、天然石のアメジストとエメラルドをイメージした刺しゅうです。
刺繍の形を石の形にして、ラメ糸にホログラムのスパンコールを重ねることで、色彩豊かでキラキラとした見栄えになりますよ。
こちらもバッグなどの小物に合いそうです。
シェルレジン風ラスター刺繍
シェルレジン(樹脂)をイメージしたラスター刺繍です。光沢のある糸(レーヨン糸)に対し、オーロラスパンコールを使用することによって、貝殻特有の複雑なカラーを再現しました。
形を星やハートなどにアレンジしても楽しめそうです。
スーパーボール風ラスター刺繍
蛍光色の刺しゅう糸を用いて丸く立体に縫い、透明スパンコールでツヤ感をプラスすると、あら不思議。スーパーボールのような見栄えになりました。
幾何柄として配置したり、あるいはにロゴになるように配置して表現するのも良いですね。また、カジュアルなスエット素材によく似合いそうです。
メタル風ラスター刺繍
メタルをイメージした刺しゅうで、金属やメッキのような質感や輝きがあります。
金銀糸と、金銀のスパンコールを用いることによって表現しました。
重量感があるように見えますが刺しゅうなのでとても軽い仕上がりです。
こちらはデザイン次第でどんなアイテムにも合いそうです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ジャガード刺繍(立体刺繍)の上にスパンコールを載せるテクニック一つでも、素材の組み合わせや刺しゅうの形によって、パール風やガラス風、天然石風や金属風など、様々な質感を見せることが出来ます。
それらを衣類に組み合わせることによって、さらに自由な表現ができるようになりますよ!
ぜひ、お気に入りの刺しゅうを見つけてみてくださいね♪